(株)東京カンテイは22日、2011年11月度の「中古マンション価格天気図」を発表した。全国47都道府県のファミリータイプ中古マンションの流通事例価格を月ごとに集計し、価格変動を「天気マーク」で表示したもの。価格が上昇傾向にある場合は「晴」、下落傾向にある場合は「雨」と表記している。
同月は「晴」が前月の4から5に、「薄日」が11から13に増加。一方、「曇」は9から4に減少し、「小雨」は12から13に、「雨」が11から12に、それぞれ増加した。
悪化した地域は16から6に減少し、その分横ばいが10増加し34となった。なお、悪化した地域については、「曇」→「小雨」が2、「小雨」→「雨」が3となるなど、悪い天候がより悪化する傾向が見て取れた。
中国・九州・沖縄では天候が改善した地域が目立つが、近畿以北では「傘マーク」が多くなり、また、東京都でも「雨」に転じるなど、大都市圏ほど中古マンション価格の下落傾向が鮮明となった。
天気図の詳細は、同社ホームページを参照のこと。