不動産ニュース

2017/2/2

東武東上線沿線でグループ最大規模の戸建分譲

「パレットコート朝霞カーサブランカ」モデルハウス(16号棟)外観。白い外壁が特長
「パレットコート朝霞カーサブランカ」モデルハウス(16号棟)外観。白い外壁が特長
モデルハウス(48号棟)の窓に設置したプランターボックス。リゾート風の植栽を取り入れいている
モデルハウス(48号棟)の窓に設置したプランターボックス。リゾート風の植栽を取り入れいている
モデルハウス(48号棟)のキッチンと一体化したバールカウンター
モデルハウス(48号棟)のキッチンと一体化したバールカウンター

 ポラスグループの中央グリーン開発(株)とポラスタウン開発は1月に、戸建分譲住宅「パレットコート朝霞 カーサブランカ」(埼玉県朝霞市、全64棟)の1期18棟、第2期1次11棟の販売を開始した。東武東上線沿線でグループ最大規模となるプロジェクトで、両社での共同開発は初。事業比率は2分の1ずつ。

 東武東上線「朝霞」駅徒歩19分、バス8分・バス停より徒歩7分に位置。総土地面積1万693.45平方メートル、高低差が10m以上ある緩やかな南ひな壇という土地の形状を生かし、“青空に映える街並み景観”をコンセプトに、スペイン・アンダルシア地方のまち「フリヒリアナ」をモチーフとしてまち並みをデザインした。
 また、朝霞市初となる「建築協定」を導入。「灯かりのいえなみ協定」のほか、外構や建物の色についても、統一感のあるまち並み景観を将来的に維持できる仕組みを取り入れている。

 建物外観は、白に統一。内装は地中海リゾートをテーマに、「アーチ」「太い梁」など共通のデザインコードを導入し、両社の持ち味を生かしたプランニングを提案する。建具は手づくり感のあるナチュラルな木目の質感を生かしたものを採用した。
 また分譲地内にはシンボルツリーのニオイシュロラン、ソテツ、コルジリネなどを並木のように配置。街区内の公園には景観木としてココスヤシを用いた。

 住戸は木造2階建て(在来工法)で全棟認定低炭素住宅。1期および2期1次計29棟の敷地面積は100~173.94平方メートル。建物面積89.73~113.43平方メートル、間取りは2LDK+土間収納+ウォークインクローゼット~4LDK+土間収納+パントリー+ウォークインクローゼット。販売価格は3,380万~4,780万円。入居は9月上旬を予定。

 2日にマスコミ向けモデルハウス見学会を実施。モデルハウスは各社1棟ずつ。中央グリーン開発が「南ひな壇の日差しを愉しむ家」をテーマとした16号棟(3LDK、土地面積132.25平方メートル、建物面積113.43平方メートル、販売価格4,680万円)、ポラスタウン開発が「スペインのバルをイメージした家」をテーマとした48号棟(2LDK、土地面積132.25平方メートル、建物面積99.98平方メートル、販売価格4,780万円)。
 16号棟は5m超の吹き抜け、スキップフロアーを利用した多目的に使える空間が特長で、浴室に土間収納から直接入れる設計となっている。48号棟は、キッチンと一体化した木質感を生かしたバールカウンターが特長。

 中央グリーン開発取締役事業部長の戒能隆洋氏は「競合他社含め朝霞市ではこれまでにない大規模分譲を売りに10ヵ月で完売にもっていく計画。当社は2000年から東武東上線沿線に進出しているが、沿線の傾向として1棟単価が高い。今後は高額物件の展開も考えている」などと話した。
 また共同事業については、「設計力や営業力、グループの総合力が生かせたプロジェクトとなった。それぞれにテイストが違い、競い合っていい商品をつくることができたことで販売も加速している。今後も共同事業にトライしてきたい」などと述べた。

 ポラスタウン開発取締役部長の板倉秀樹氏は、販売状況について「10月下旬から広告を開始して200組超の来場を得ている。東武東上線沿線エリアは物件完成後に動き始める傾向があるが、今回は更地の状態で1月31日現在で29棟中14棟売れており、非常に好調。日当たりの良さから、北道路の住戸の売れ行きが良いのも特徴的だ」などと述べた。

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