不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2017/4/28

減収減益/ヤマダS×L17年2月期

 (株)ヤマダ・エスバイエルホームは27日、2017年2月期決算説明会を開催した。

 当期(16年3月1日~17年2月28日)の連結売上高は436億8,600万円(前期比8.5%減)、営業損失は6,000万円(前年同期:営業利益4億5,200万円)、経常損失は7,400万円(同:経常利益4億2,300万円)、当期純損失は2億9,000万円(同:当期純利益2億7,800万円)となった。

 主力の住宅事業部門は、最高級商品である「小堀の住まい」の営業活動を強化。特建部門は、人員強化などにより賃貸マンション、福祉施設の受注が増加するなど好調に推移した。売上実績は2,109戸(同:1,676戸)・329億2,700万円(同:355億9,000万円)と、成果が出始めてるものの、住宅展示場の改装などによる集客力の低下などの影響から、売上高347億7,500万円(前年同期比7.4%減)、営業利益6億8,600万円(同6.1%増)となった。

 次期も、引き続き展示場の体制整備、人材戦略、原価管理体制の強化などに注力。小堀ブランドの再構築として、ギャラリーと住宅展示場を融合・連携させた「小堀の住まいLABI千里館」を17年3月にオープンしており、同拠点を中心に富裕層への販売強化を図ってく。

 説明会で同社代表取締役社長の宮原年明氏は、「3月に社長に就任したが、次期は業績向上に注力していく。住宅事業、リフォーム事業に加え、賃貸マンションや医療・介護施設、商業施設などを建設する特建事業の受注・売上は好調であり、今後、成長事業として位置付けていきたい」などと話した。

 次期は連結売上高520億円、営業利益3億円、経常利益2億8,000万円、当期純利益2億円を見込んでいる。

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