不動産ニュース / 開発・分譲

2017/4/28

神田の大学・警察署跡地にオフィスビル

「(仮称)神田錦町二丁目計画」完成イメージ

 住友商事(株)は27日、「(仮称)神田錦町二丁目計画」(東京都千代田区)の工事に着手したと発表した。

 東京電機大学神田キャンパスおよび神田警察署跡地に複合ビルを開発するもの。敷地面積9,761.29平方メートル。延床面積8万5,351.58平方メートル。建物は鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、地上21階地下1階建て。1階に飲食・物販店舗、2~3階には多目的ホールなどの集会場、5~21階にオフィスが入居する。野外には、イベントなどに利用できる合計3,600平方メートルを超えるオープンスペースを設け、地域のお祭りなどにも場所を提供し、地域の賑わいの創出を図る。

 同社と東京電力グループが共同で検討した非常時に系統ネットワークを利用するプレミアムグリッドサービスを導入。災害停電時には同計画の非常用発電機から住友商事が運営する複数の周辺ビルへ電力を供給・融通する。また、大規模災害時には建物の一部を地域に開放し、周辺の帰宅困難者最大850人を受け入れるなど、周辺地域の防災機能にも貢献する。

  竣工は2020年3月末の予定。

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一時滞在施設(帰宅困難者の~)

地震が発生したときの帰宅困難者を一時的に受け入れ、滞在できるようにする施設をいう。 大都市が大地震で被災したときには、屋外で被災して待機する場所がなく、帰宅が難しい被災者(帰宅困難者)が多数発生する。

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2024/3/7

「海外トピックス」を更新しました。

飲食店の食べ残しがSC内の工場で肥料に!【マレーシア】」配信しました。

マレーシアの、持続可能な未来に向けた取り組みを紹介。同国では、新しくビルを建設したり、土地開発をする際には環境に配慮した建築計画が求められます。一方で、既存のショッピングセンターの中でも、太陽光発電やリサイクルセンターを設置し食品ロスの削減や肥料の再生などに注力する取り組みが見られます。今回は、「ワンウタマショッピングセンター」の例を見ていきましょう。