不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2006/8/28

大幅増収も先行投資の負担増で最終赤字に/東新住建06年6月期決算

 東新住建(株)は25日、2006年6月期決算を発表した。

 当期(2005年7月1日~06年6月30日)の連結業績は、売上高908億5,700万円(対前期比25.8%増)、営業利益21億8,300万円(同▲30.3%)、経常利益12億5,500万円(同▲50.2%)、当期純利益▲1億4,700万円と増収減益となった。

 同社は当期、4月に近畿圏南部を拠点として注文住宅の販売等の事業を行なっているカメヤグローバル(株)の株式を100%取得。愛知県春日井市と静岡県駿東郡小山町に教育研究施設を取得。また、新規拠点としては、住宅建築請負事業では「可児営業所」、「南大阪営業所」、「刈谷営業所」、「浜松営業所」、および注文住宅の「名古屋西展示場」を開設し、分譲不動産販売事業では「横浜営業所」、「岡崎営業所」、「静岡支店」を開設するなど、積極的な設備投資に努めてきた。そのため、売上高を前期比25.8%増と伸ばしたものの、これら先行投資による費用増加もあり、利益面では営業・経常ともに大幅減益。さらに、事業用固定資産の減損損失3億8,700万円等の特別損失を計上したことで、最終赤字となった。

 セグメント別では、住宅建築請負事業は、売上高154億5,200万円(同29.6%増)、営業利益▲1億5,300万円。分譲不動産販売事業は、売上高693億3,900万円(同25.2%増)、営業利益60億9,700万円(同16.5%増)。兼業事業(不動産の賃貸管理および売買仲介、一括借上システムによる賃貸事業など)は、売上高60億6,500万円(同23.9%増)、営業利益▲1億2,100万円となった。

 なお、次期の連結業績予想については、売上高1,107億100万円、経常利益25億2,300万円、当期純利益10億4,600万円を見込んでいる。

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