特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ(FP)協会は5日、来年1月に新たな検定制度「マネーと生活設計力検定」を開始することを発表した。
同検定は、生活者の目線で日常生活や生活設計を考えるうえで必要な、お金に関する知識を身につけてもらうことを目的に実施するもの。消費生活、税金、保険、貯蓄、投資、ライフプランの5分野から幅広く出題する。
試験は60分間で、5分野から各10問の全50問(4肢択一式)を出題。100点満点で80点以上を「マネーと生活設計力検定」レベルAと判定し、合格とする。
第1回目の検定は2008年1月20日(日)に「マネーと生活設計力検定」試験サイトにアクセスする形で行なう。
また検定終了約2週間後に自らの生活設計力レベルを知ることができる指針として活用できるように、受験者全員に「マネーと生活設計力診断シート」と「解答解説書」を送付する。
理事長の加藤 寛氏は会見で「日本では、学校教育をはじめ、金融について学ぶ機会がほとんどなく、住宅ローンや税金、保険など、生活設計についての知識が遅れている。そこで、自らの生活設計力を高めてもらえるよう、今回の検定を制定した」と語った。
日本FP協会では、主に、学生、主婦、ビジネスマン、退職者などの層の受験を見込んでおり、初回の検定受験者3,000名をめざす。