不動産ニュース / 開発・分譲

2009/1/28

「無印良品が考えるリノベーション」を共同企画/ムジ・ネット、リビタ

「リノア赤羽204号室」施工後。最小限の壁と棚だけのワンルームに
「リノア赤羽204号室」施工後。最小限の壁と棚だけのワンルームに
リビングに新しい壁を立てて、中央は部屋として独立。家族の成長に合わせて部屋数を自由にアレンジできる(「リノア赤羽204号室」の住まい方例)
リビングに新しい壁を立てて、中央は部屋として独立。家族の成長に合わせて部屋数を自由にアレンジできる(「リノア赤羽204号室」の住まい方例)

 ムジ・ネット(株)と(株)リビタは27日、共同プロジェクト「無印良品が考えるリノベーション」を開始すると発表した。

 同プロジェクトは、2009年1月から1年間をかけて6件のリノベーション住宅をつくるというもの。(1)使えるものは無駄にしない、必要なものをきちんと使う、(2)ライフステージの変化にも、住み手の変化にも対応できるフレキシブルな住まいを提供、(3)住み手の自由な暮らしを応援するつながりをつくること、価値ある住まいであり続けること、の3つの考えに基づき、中古住宅に新たな価値をつくる住まい方を提案していく。

 記者発表会の冒頭で、(株)良品計画・代表取締役社長の金井政明氏は「ユーザーの住まいに対する価値観を尊重し、的確な対応をしていきたい」と、また(株)リビタ・代表取締役社長の内山博文氏は「欧米と比べ、日本の住宅供給はあまりに新築偏重であるが、リノベーションが業界を変え、日本の暮らしを変えていくと確信している」などと語った。

 なお、同プロジェクトの開始に先駆けて実施されたアンケートでは、9,554名が回答、リノベーションへの関心が高いこと、その一方でリノベーションに関する情報が不足していることがわかった。それを踏まえ、プロジェクトの開始と同時に、リノベーションに関するさまざまな情報を共有するコミュニティサイト「みんなで考えるリノベーションのかたち」(http://www.muji.net/ie/project_rebita/)をオープンした。

 第1号物件、「リノア赤羽」(東京都北区)は、地方銀行の社宅を買い取り再生したもの(全39戸)。「リノア赤羽204号室」の住戸専有面積は68.09平方メートル、販売価格は3,900万円、販売開始は2月より。
 第2号物件は、横浜市青葉区のたまプラーザにて4月に完成予定。今後は2ヵ月に1棟の完成をめざす。

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年4月号
市場を占う「キーワード」
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/3/7

「海外トピックス」を更新しました。

飲食店の食べ残しがSC内の工場で肥料に!【マレーシア】」配信しました。

マレーシアの、持続可能な未来に向けた取り組みを紹介。同国では、新しくビルを建設したり、土地開発をする際には環境に配慮した建築計画が求められます。一方で、既存のショッピングセンターの中でも、太陽光発電やリサイクルセンターを設置し食品ロスの削減や肥料の再生などに注力する取り組みが見られます。今回は、「ワンウタマショッピングセンター」の例を見ていきましょう。