国土交通省はこのほど、平成22年度地価公示を発表した。
全国の標準値2万7,804地点について、2010年1月1日時点の地価を公示したもの。
前回（平成21年）同様、ほぼすべての地点において年間で下落となった。
なお、上昇したのは7地点（前回23地点）、下落は2万7,302地点（同2万6,994地点）となった。
年間平均変動率をみると、各圏各用途で前回よりも下落率が拡大した。
住宅地は全国で▲4.2％（同▲3.2％）、三大都市圏で▲4.5％（同▲3.5％）、地方圏で▲3.8％（同▲2.8％）。
商業地は全国で▲6.1％（同▲4.7％）、三大都市圏▲7.1％（同5.4％）、地方圏▲5.3％（▲4.2％）。
全用途平均で全国▲4.6％（同▲3.5％）、三大都市圏▲5.0％（同▲3.8％）、地方圏▲4.2％（同3.2％）となった。
なお、全用途において、もっとも変動率が上昇したのは「名古屋市緑区乗鞍1丁目」の2.9％。以下、「名古屋市緑区徳重5丁目」2.3％、「名古屋市緑区黒沢台4丁目」2.0％、「名古屋市緑区ほら貝1丁目」1.4％、「名古屋市緑区神沢1丁目」1.4％となった。
一方、変動率の下落が大きかったのは「港区新橋1丁目」の▲26.9％。以下、「渋谷区神宮前5丁目」▲25.9％、「中央区銀座5丁目」▲25.8％、「中央区銀座6丁目」▲25.7％、「中央区銀座4丁目」▲25.7％となった。
用途別の変動率は下記のとおり。
【住宅地】
■変動率上位
名古屋緑-34（名古屋市緑区乗鞍）2.9％
名古屋緑-37（名古屋市緑区徳重）2.3％
名古屋緑-2（名古屋市緑区ほら貝）1.4％
名古屋緑-29（名古屋市緑区神沢）1.4％
長泉-4（駒東群長泉町）0.8％
■変動率下位
渋谷-23（渋谷区神宮前）▲17.5％
天草-5（天草市牛深町）▲16.1％
港-3（港区南青山）▲15.8％
天草-6（天草市牛深町）▲15.8％
札幌南-27（札幌市南区簾舞）▲15.6％
【商業地】
■変動率上位
名古屋緑5-5（名古屋市緑区黒沢台）2.0％
鹿児島5-19（鹿児島市西田）0.0％
■変動率下位
港5-1（港区新橋）▲26.9％
渋谷5-26（渋谷区神宮前）▲25.9％
中央5-41（中央区銀座）▲25.8％
中央5-23（中央区銀座）▲25.7％
中央5-22（中央区銀座）▲25.7％
【工業地】
■変動率上位
東広島9-1（東広島市西条町）0.0％
東広島9-2（東広島市吉川工業団地）0.0％
■変動率下位
塩竈9-1（塩竈市新浜町）▲15.0％
秋田9-3（秋田市茨島）▲12.5％
秋田9-5（秋田市新屋豊町）▲11.6％
秋田9-2（秋田市寺内）▲11.3％
秋田9-1（秋田市土崎港相染町）▲10.9％
詳細は、同省土地総合情報ライブラリーを参照のこと。
