不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2010/8/16

消費者購買意欲減退で企画・販売代理事業は低調/セイクレスト11年3月期第1四半期決算

 (株)セイクレストは11日、2011年3月期第1四半期決算を発表した。

 当期(10年4月1日~6月30日)の連結業績は、売上高5,700万円(前年同期比▲52.3%)、営業損失1億800万円(前年同期:営業損失1億100万円)、経常損失1億2,500万円(同:経常損失1億1,800万円)、当期純損失1億4,200万円(同:純損失1億1,900万円)。

 セグメント別にみると、企画・販売代理事業では、販売促進および販売管理費の圧縮、販売人員の効率的な人員配置などの施策を継続的に行なったが、消費者の購買意欲の減退などの影響で営業成績は低調に推移、売上高4,000万円(前年同期比▲44.9%)、営業損失1,400万円(前年同期:営業損失200万円)と黒字化を達成できなかった。

 不動産流動化事業では、商業ビルの管理業務および仲介業務を行ない、売上高1,400万円(前年同期比▲2.6%)、営業利益200万円(前年同期:営業損失400万円)となった。

 企画不動産販売事業の開発事業では、前期末に取得したリゾート地の販売開始時期に一部遅延が生じたため、販売を開始するのにとどまり、また、買取再販事業では、10年6月に第4回(株)セイクレスト新株予約権の行使による資金でマンションを取得する予定だったが、新株予約権の行使がなく、一部計画に遅延が生じたことなどから、売上高はなく、営業損失100万円となった。

 なお通期については、売上高23億4,400万円、営業利益7,700万円、経常利益2,400万円、当期純利益2,400万円を見込んでいる。

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