不動産ニュース / 調査・統計データ

2013/1/17

東京都心5区の空室率改善、賃料は下落傾向続く/三幸エステート

 三幸エステート(株)は16日、東京都心5区および全国6大都市における12月の大規模オフィスビル(基準階貸室面積200坪以上)のマーケットデータを発表した。

 東京都心5区のビル空室率は6.76%(前月比0.15ポイント減)と改善したが、依然として6%台後半での上下を繰り返している。新規供給が一段落し、新築ビルではまとまった面積の現空床解消も見られたが、顕在化する二次空室を相殺され、トータルでは一進一退が続いている。現空面積は33万1,953坪(同6,210坪減)だった。

 賃料は、坪当たり1万9,190円(同23円下落)と下落傾向が7ヵ月に及び、統計開始(1994年)以来の最安値を3ヵ月連続で更新した。募集面積は64万8,917坪(同661坪減)だった。

 また、全国の6大都市別の空室率は、東京23区7.6%(同0.2ポイント減)、札幌市6.4%(同増減なし)、仙台市12.6%(同増減なし)、名古屋市8.5%(同0.3ポイント減)、大阪市8.3%(同0.4ポイント減)、福岡市8.8%(同0.2ポイント減)となった。

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