不動産ニュース / ハウジング

2013/5/14

宮城県加美郡に4ヵ所目のプレカット工場開設/ポラスグループ

「東北工場」外観
「東北工場」外観
工場内部
工場内部
「東日本大震災を受けて、住宅事業者として何ができるかを考えた。住宅を建設するのではなく、プレカット工場を使ってもらうことで、現地の事業者をサポートしていきたい」と語る中内社長
「東日本大震災を受けて、住宅事業者として何ができるかを考えた。住宅を建設するのではなく、プレカット工場を使ってもらうことで、現地の事業者をサポートしていきたい」と語る中内社長

 ポラスグループで木材プレカット事業を展開するポラテック(株)はこのほど、子会社・ポラテック東北(株)が13年2月に稼働した東北工場(宮城県加美郡)の竣工式を開催した。
 
 東北工場は、敷地面積2万7,176平方メートル、建屋面積9,546平方メートル。月間生産量は、柱や梁等の構造材が1万坪、構造材以外の部材である垂木や間柱等の羽柄材が8,000坪。ポラテックは、すでに3拠点(茨城県、滋賀県、静岡県)で工場を稼働させており、東北工場と合わせた月産能力は14万6,000坪となる。

 竣工式で挨拶したポラテック代表取締役の中内 晃次郎氏は、「同工場は震災後初めての県外企業による大型立地案件であり、宮城県や加美郡より大きなご支援をいただいた。また、操業に合わせて地元から新卒4名を含む16名を採用させてもらった。復興には、雇用の創出と住宅の建築が必要不可欠。プレカットを通じて現地の工務店等をサポートし、東北地方を支援していきたい」などと語った。
 
 2月の稼働から6月までの累計で1万坪以上の生産を見込んでおり、将来的には加工機を増設することで、月間1万5,000坪まで生産能力を拡大していく考え。

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