不動産ニュース / 調査・統計データ

2014/1/22

13年の首都圏マンション供給量、前年比2割の大幅増/不経研調査

 (株)不動産経済研究所は22日、2013年(1~12月)の「首都圏マンション市場動向」を発表した。

 同年の首都圏マンションの新規供給戸数は5万6,476戸(前年比23.8%)の大幅増加となった。地域別では、東京都区部2万8,338戸(同46.1%増)、都下4,436戸(同8.8%減)、神奈川県1万1,805戸(同4.8%増)、埼玉県6,617戸(同13.5%増)、千葉県5,280戸(同24.2%増)で、都区部の大幅増が牽引した形に。

 1戸当たりの平均価格は4,929万円(同8.6%増)で3年ぶりの上昇。地域別では、東京都区部5,853万円(同10.7%増)、都下4,238万円(同1.9%減)、神奈川県4,212万円(同1.0%増)、埼玉県3,718万円(同0.7%増)、千葉県3,675万円(同3.1%増)。
 
 初月契約率は月間平均79.5%(同3.2ポイント増)で、大幅に改善した。

 14年の供給は5.6万戸(同0.8%減)と、ほぼ横ばいを見込んでいる。

 なお同日、13年12月の首都圏のマンション市場動向も発表。同月の発売は8,246戸(前年同月比6.1%増)。地域別では東京都区部4,569戸、千葉1,012戸が大幅増加となった。月間契約率は76.1%(同3.4ポイント低下)と堅調維持。

 1戸当たりの平均価格は5,338万円(同18.2%上昇)、1平方メートル単価74万3,000円(同17.6%上昇)。

 即日完売物件は「Tomihisa Crossコンフォートタワー」1期3次(東京都港区、126戸、平均1.78倍、最高7倍)など19物件460戸だった。20階以上の超高層物件は31物件1,184戸(同1.3%増)を発売。契約率は78.9%(同0.5ポイント上昇)。12月末時点の販売在庫数は5,090戸となり、前月末よりも1,150戸増えた。

 なお、14年1月の発売戸数は2,000戸の見込み。

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