不動産ニュース / ハウジング

2014/4/17

東京23区・横浜・川崎で都市型多層階住宅の新営業拠点展開/パナホーム

JR「川崎」駅前のビル1階に出店した「ビューノプラザ川崎」
JR「川崎」駅前のビル1階に出店した「ビューノプラザ川崎」
施工中の「ビューノ」2階部分。200mm角の鉄骨柱を使用することで、最大幅8.1mの大空間をつくれるため、将来的な用途変更・リフォームも容易
施工中の「ビューノ」2階部分。200mm角の鉄骨柱を使用することで、最大幅8.1mの大空間をつくれるため、将来的な用途変更・リフォームも容易

 パナホーム(株)は16日、重量鉄骨の都市型多層階住宅「Vieuno(ビューノ)」の新営業拠点として「Vieuno Plaza(ビューノプラザ)川崎」(川崎市川崎区)を開設した。

 「ビューノ」は、2011年9月に発売。都市部の防火地域を中心に、3~7階建ての賃貸・店舗併用住宅をはじめとした多様なプランを提案している。東京都墨田区と渋谷区の総合展示場へのモデルハウス出店に加え、新たな販売チャネルを立ち上げ、相続対策や都市部の狭小地有効活用などのニーズを拾い上げる。新販売チャネルの立ち上げに伴い、賃貸専用のビューノを「ビューノ・ラ・メゾン」とブランド付けして展開する。

 新店舗「ビューノプラザ」では、ビューノに関する情報発信、相続税や住宅ローンに関するコンサルティング、集客イベントなどを展開。1号店を出店する川崎市は、新設住宅着工のうち43%が3~9階建て。中でも川崎区と幸区は6割以上を3~9階建ての住宅が占めており、200%以上の高い容積率のエリアが多いことから、ビューノ需要が見込めると判断した。

 「鉄筋コンクリート造との競合になるケースが多いエリアではあるものの、上棟まで2週間程度という工業化住宅の利点を生かした短工期や、将来的なコンバージョンが容易な点をアピールして受注拡大に努めたい」(同社専務執行役・平澤博士氏)。

 川崎に続き、20日には東京・大塚、5月31日に東京・中野への出店が決定している。今後、容積率が高く、3階建て以上の住宅を建てやすい東京23区と横浜市・川崎市を中心に多店舗展開を進める考え。1店舗当たりの年間受注高目標は30億円と設定し、相続税対策が求められる都市部の持家層や地主に対してアピールを強める。

 また、地域の不動産会社やパナソニックの家電販売ショップ、生命保険会社などを窓口に、地元商店へのアプローチや展示場への誘客など、紹介ルートの強化にもつなげる。

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