不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2014/5/14

リフォーム事業拡大へ。16年度の売上目標1,000億円/ミサワホーム

 ミサワホーム(株)は14日、2014年3月期決算説明会を開催した。

 当期(13年4月1日~14年3月31日)の連結経営成績は、売上高4,260億3,300万円(前期比7.9%増)、営業利益131億9,400万円(同6.1%増)、経常利益126億9,800万円(同5.6%増)、当期純利益104億円(同4.8%増)。賃貸住宅事業が相続税対策の影響もあり、受注高が前期比40.5%の大幅増となるなど好調。また工業化住宅の売上戸数および単価が増加したことなどにより増収増益を達成した。

 次期については、受注戸数が上期の注文住宅、賃貸住宅で反動減を見込むが通期で1万4,300戸(同114戸増)、売上戸数で受注残高(同6.6%増)や販促活動等により1万2,000戸(同304戸増)を計画。連結売上高4,400億円、営業利益100億円、経常利益100億円、当期純利益90億円を見込む。

 また、同日、同社代表取締役の竹中宣雄氏が14年度を初年度とする3ヵ年の新中期経営計画などについて会見。同計画では“MISAWA do all”をテーマに「do all Design(商品ラインナップの拡充)」「do all Life stage(ストック関連事業強化)」「do all Area(エリア強化・シェアアップ)」「do all Correct(グループ体制の最適化)」「do all Satisfaction(満足度向上)」の5つのミッションを掲げ、16年度末までに連結売上高5,000億円を目指す。

 中でも事業拡大に向けて、リフォーム事業・資産活用事業・不動産事業をストック関連事業と位置付け、体制強化や販売支援を目的に積極的に投資、強化していく。リフォーム事業については、16年度の売上高1,000億円、シェア20%を目標に掲げ、営業人員も13年度983名から1,360名の大幅な増員を図る。また、リフォーム対象をオーナ中心からマンション、非住宅、旅館・ホテルなどにまで広げシェア拡大を狙う。なお、資産活用事業については、賃貸住宅でコンサル機能を強化するとともにマンション事業にも注力。地方主要都市を中心に展開していくとした。
 竹中氏は「3ヵ年計画終了時にミサワホーム50周年を迎える。これまでに“やり残したことをやる”を一番に考え、テーマを策定した。特にリフォーム事業は16年度の売上目標1,000億円に設定するなど非常にハードルが高いがチャレンジしていきたい」などと述べた。

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