不動産ニュース / 調査・統計データ

2014/5/23

不動産投資家調査、「積極的に投資」が高水準を維持/JREI調査

 (一財)日本不動産研究所(JREI)は22日、「第30回不動産投資家調査結果」(2014年4月時点)を発表した。アセットマネージャー、年金基金、不動産開発業者、不動産賃貸業者など216社をアンケート調査。155社から回答を得た。

 不動産投資家に今後1年間の投資スタンスを聞いたところ、「新規投資を積極的に行なう」という回答が92%で、前回調査(13年10月時点)より1ポイントアップと、高い水準を維持。新規投資への積極的な姿勢がうかがえた。

 また、期待利回りについては、Aクラスビルの期待利回りは、丸の内・大手町地区が4.0%(前回比マイナス20bp)と、前回に引き続き低下したほか、すべての対象地区において10~20bp低下。投資物件の取得競争が過熱していることが原因で、札幌や仙台、名古屋、大阪(御堂筋沿い)、福岡でも20bp低下し、地方都市にも波及していることが分かった。

 賃貸住宅(ワンルームマンション)1棟の期待利回りも、東京城南地区で5.1%(同10bpマイナス)。大阪で6.0(同10bpマイナス)、名古屋6.1%(同30bpマイナス)、福岡6.3%(同20bpマイナス)、札幌6.9%(同10bpマイナス)と、全国的に低下傾向となった。

 市況感については、東京(丸の内・大手町地区)が「拡大期」と回答する投資家が増加。一方、大阪(御堂筋沿い)は「回復期」ととらえる回答が最も多かった。

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/4/5

「月刊不動産流通2024年5月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年5月号」の発売を開始しました。

さまざまな事情を抱える人々が、安定的な生活を送るために、不動産事業者ができることとはなんでしょうか?今回の特集「『賃貸仲介・管理業の未来』Part 7 住宅弱者を支える 」では、部屋探しのみならず、日々の暮らしの支援まで取り組む事業者を紹介します。