不動産ニュース / その他

2014/8/6

初の学生建築コンペ開催。高齢者向けシェアハウスが最優秀賞に/ポラスグループ

最優秀賞作品のパース
最優秀賞作品のパース
入賞した方々
入賞した方々

 ポラス(株)は5日、創業45周年記念事業として立ち上げた第1回「POLUS-ポラス-学生・建築デザインコンペティション」の公開審査会を開催した。

 同コンペは、大学院や大学、高等専門学校等に通う学生を対象として、「自立と共生」をテーマに次世代の家(暮らし)の木造建築デザイン案を募った。

 青木 淳氏(審査委員長。青木淳建築計画事務所)と今井公太郎氏(東京大学生産技術研究所教授)、赤松佳珠子氏(Cat/法政大学准教授)、前田圭介(UID一級建築士事務所)、菅原庸光氏(ポラス暮し科学研究所所長)が審査委員を務め、応募総数458件の中から第1次審査として5組を選出。公開審査として、各作品のプレゼンや質疑応答などが行なわれた。
 
 その結果、杉山由香氏(東京藝術大学大学院)と藤井健太氏(東京電気大学大学院)の「じじばばシェアハウス」が最優秀賞、吉沢芙美香氏(芝浦工業大学大学院)と青柳野衣氏(同)による「屋根裏の知恵」が優秀賞を受賞。また、坂本裕太氏(東京電気大学大学院)、吉沢彬成氏(日本大学大学院)と中田有紀氏(同)、長谷川裕馬(法政大学大学院)と小宮みちる氏(同)の各作品が入選を果たした。

 審査委員長の青木 淳氏は「どの作品が最優秀賞をとっても良い内容だった。それぞれバラエティに富んでいて、今後の住環境をつくっていくヒントとなるのでは」と評した。

 主催者として挨拶した同社代表取締役の中内晃次郎氏は「このコンペは、住宅・建築業界への貢献したいという思いから開催したもの。応募数は想定を超えた。住宅産業は規模が大きいが、“木”を研究対象とする学生はそれほど多くはない。これを機に理解を深めてもらい、将来に役立ててほしい」などと話した。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/4/5

「月刊不動産流通2024年5月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年5月号」の発売を開始しました。

さまざまな事情を抱える人々が、安定的な生活を送るために、不動産事業者ができることとはなんでしょうか?今回の特集「『賃貸仲介・管理業の未来』Part 7 住宅弱者を支える 」では、部屋探しのみならず、日々の暮らしの支援まで取り組む事業者を紹介します。