不動産ニュース / 開発・分譲

2014/10/24

福徳神社完成。日本橋室町エリアの再開発が全体竣工/三井不動産

竣工した福徳神社。24日より一般参拝も開始した
竣工した福徳神社。24日より一般参拝も開始した
23日には遷座祭が執り行なわれた
23日には遷座祭が執り行なわれた
「(仮称)福徳の森」完成パース
「(仮称)福徳の森」完成パース

 三井不動産(株)が建設を進めてきた「福徳神社(芽吹神社)」(東京都中央区)がこのほど竣工。23日の夜にご神体を仮殿から新築神社に遷す儀式「遷座祭(せんざさい)」を実施。24日にマスコミに公開した。

 敷地面積528.14平方メートル、地上1階地下2階建て。1階は福徳神社(本殿、拝殿、御輿庫)、地下1階は99台分の駐輪場・ミニバイク置き場、地下2階は防災備蓄倉庫。
 建設地が防火地域であることから、構造は鉄骨造を採用。耐火材料で建物を包んだ上で、無垢の吉野桧で仕上げ、外部・内部木材は伝統的な継手、仕口の木造技術を使用することで、伝統的な神社のデザインを実現させた。
 地下2階、360平方メートルの防災備蓄倉庫には、水や1万6,000食分の食料を設置している。

 同社日本橋街づくり推進部長の新原昇平氏は、「日本橋という地域は、ビジネス・商業の集積地でありながら、この地に住まわれている人もいるというエリア。今回の福徳神社の完成を機に、より良いコミュニティづくりを進め、まちを盛り上げていきたい」と語った。

 なお、同神社の竣工により、日本橋室町エリアで進められてきた「日本橋室町東地区開発計画」が全体竣工を迎えた。

 また、福徳神社の隣地で開発を進めている「日本橋二丁目特定街区開発計画」において、福徳神社と一体となった広場空間「(仮称)福徳の森」の整備を決定、その概要についても明らかにした。
 約1,000平方メートルに及ぶ敷地の中央には、イベント利用などができる広場を開設。広場を囲むような形で豊富な木々を植え、都心の森を演出する。また広場の中には「くすりのまち」の象徴である「薬祖神社」を移転する予定。さらに広場には計飲食を提供する店舗も設ける。
 地下には、商業施設「COREDO室町2」とつながる商業空間を設ける。

 竣工は2016年度の予定。

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