不動産ニュース / その他

2014/12/19

横浜国大とリスト・NENGOが産学協同プロジェクト。リノベで空き家問題解決・地域活性化へ

リノベーションを実施する「コットンハウス」(1988年築、基本間取り1K、総住戸数24戸)
リノベーションを実施する「コットンハウス」(1988年築、基本間取り1K、総住戸数24戸)
「ヒルトップマンション」(1971年築、基本間取り1DK、総住戸数16戸)
「ヒルトップマンション」(1971年築、基本間取り1DK、総住戸数16戸)

 横浜国立大学と(株)NENGO、リスト(株)は共同で、賃貸集合住宅のリノベーションを通じて地域活性化を図るプロジェクトを始動した。

 リノベーションにより空室物件の魅力を向上させると共に、その物件を基軸に地域活性化をうながし、エリア価値も向上させようというもの。

 横浜国立大学大学院建築都市スクール(以下、Y-GSA)から8人(別に指導教員1人)、NENGO・リストからそれぞれ8人がプロジェクトに参加し、2つのチームを構成。横浜市保土ヶ谷区内の2件の単身向け集合賃貸住宅のリノベーションを、チームに分かれて実施する。
 また、周辺地域の相互活性化に向けて、商店街との連携なども視野に進めていく。

 Y-GSAは大学ならではの柔軟なアイディアと設計スキルを、NENGOは部材提供・工事施工を、リストは賃貸運営・管理などを提供する。またNENGOとリストは、地域活性化についてもスキルを供出していく。

 入居者については、広く一般より募集し、多様なバックグラウンドや文化を持つ人々に入居を促す予定。なお入居にあたっては、プロジェクトメンバーが面接をする。

 年内に各チームごとに2回のプレゼンテーションを実施。併せて入居者募集を開始する。15年1月よりリノベーション工事に取りかかる。2月に工事完了、3月に入居を開始する予定。

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年4月号
市場を占う「キーワード」
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/3/7

「海外トピックス」を更新しました。

飲食店の食べ残しがSC内の工場で肥料に!【マレーシア】」配信しました。

マレーシアの、持続可能な未来に向けた取り組みを紹介。同国では、新しくビルを建設したり、土地開発をする際には環境に配慮した建築計画が求められます。一方で、既存のショッピングセンターの中でも、太陽光発電やリサイクルセンターを設置し食品ロスの削減や肥料の再生などに注力する取り組みが見られます。今回は、「ワンウタマショッピングセンター」の例を見ていきましょう。