（一社）日本建設業連合会（会長・中村満義氏（鹿島建設（株）代表取締役社長））は22日、経団連ホール（東京都千代田区）で新春懇談会を開催した。
冒頭挨拶した中村氏は「一昨年来、技能労働者の処遇改善、若者や女性をはじめとする将来の担い手確保・育成を最優先課題として、業界一丸となって取り組んできた。特に社会保険加入促進についてはこのほど『社会保険加入促進要綱』を策定、平成29年度以降には全建設労働者が適正に加入することを目指す。今年1年を『成果を出していく1年』と位置付け、引き続き雇用環境の改善を進めていきたい。
また、現在『建設業の中長期ビジョン』を作成中で、4月には、2050年に向けた建設業の役割とあるべき姿、その道筋を示すものを策定する考えだ」と述べた。
続いて、同連合会広報委員長・宮下正裕氏（（株）竹中工務店取締役社長・COO）から、「昨年3月に、5年以内に女性技能者数倍増を目指すアクションプランを策定し、同8月に『もっと女性が活躍できる建設業を目指して』と題する日建連の決意を発表、同10月には女性技能者の愛称『けんせつ小町』を決定した。女性の活躍をますます推進していきたい」との挨拶があり、女性技能者17名による選考でこのほど決定した「けんせつ小町」のロゴマークが発表された。
選考委員の1人、小早川さんは「ロゴマークのデザインは、建設業で重要なファクター、Q（品質）、C（費用）、D（工程）、S（安全）、E（環境）の5つのキーワードをベースとして、ヘルメットを花弁に見立てた。親しみやすく、また社会に普及定着していくようPRしていきたい」と語った。
会員会社幹部、業界関係者、報道など400名余が参加し盛会となった。
