不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2015/2/25

新社長に取締役の大隈郁仁氏が就任。リバブル、ハンズも社長交代/東急不動産HD

会見を終え握手を交わす、東急不動産ホールディングス社長の金指潔氏(左)と、次期社長に内定した大隈郁仁氏
会見を終え握手を交わす、東急不動産ホールディングス社長の金指潔氏(左)と、次期社長に内定した大隈郁仁氏

 東急不動産ホールディングス(株)は25日、同社取締役専務執行役員の大隈郁仁(おおくま・ゆうじ)氏の代表取締役社長昇格と、傘下の東急リバブル(株)、(株)東急ハンズの社長交代人事を発表した。いずれも、4月1日付。

 東急不動産HD新社長となる大隈氏は、1958年広島県出身。82年4月に東急不動産(株)に入社。資産活用事業本部やビル事業本部、経営企画統括部の要職を経て、2013年10月東急不動産HD取締役執行役員に就任。14年4月より現職(東急不動産(株)取締役兼任)。現・東急不動産HD代表取締役社長の金指 潔氏は同社代表取締役会長兼東急ハンズ取締役会長に、現・代表取締役会長の植木正威氏は取締役相談役に就任する予定。

 また、東急リバブルの新社長には、現・東急ハンズ代表取締役社長社長執行役員の榊 真二氏が異動。現社長の中島美博氏は代表取締役会長に就任する。東急ハンズの新社長には、現・同社取締役専務執行役員の吉浦勝博氏が就任する予定。

 同日会見した金指氏は「13年10月のホールディングス発足と同時に社長に就任し、経営体制の再編、財務基盤の確立、グループシナジーの追求といった体制整備を進め、着実に成果を挙げつつある。また、14年11月にはホールディングス発足後初となる中長期経営計画をスタートさせ、本年から本格的な成長フェーズに突入する。これを機に経営陣の世代交代を図り、さらなる成長を図ろうと考えた」などと語った。
 後を託す大隈氏については「ホールディングス体制を一緒に作り上げていく中で、大事な判断について私の考え方と一致していた。大局観をもって物事を考え適切な判断を下すことができる。人を惹きつける魅力があり、1万7,000人のグループ社員をまとめあげるのに適した人物だ」と評した。

 また、次期社長に内定した大隈氏は「金指社長からは、1月中旬に(社長を継いでもらうと)言われた。ホールディングスの社長は事業会社の社長経験者が務めるものと考えていたため、突然の指名に驚き身の引き締まる思いだが、これまでも何かにチャレンジして形にすることを楽しみとしてきた。時代の変化を的確に捉え、各事業会社との対話を通じ、グループをより良い方向に成長させていきたい。当グループは、流通や管理といったストックビジネスに強みがあり、住宅事業などのフローがやや弱いが、中長期経営計画ではストック・フローの両輪をバランスよく成長させていきたい」と抱負を語った。

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