不動産ニュース / 調査・統計データ

2015/11/30

東京圏の投資用物件価格、7割が上昇と予測/健美家調査

 不動産投資サイトを運営する健美家(株)は27日、「不動産投資に関する意識調査」結果を発表した。同社が運営する不動産投資サイトの会員約4万3,000人を対象にインターネットで調査。有効回答数は263人。

 2016年の東京圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の物件価格動向の予測について聞くと、「上昇する」が69%を占めて最多。「変わらない」22%、「下がり始める」9%となった。上昇とみる理由には、「オリンピックまでは下がらない」「世界的に見た割安感」などが上がった。「上昇する」と回答した人に東京圏以外のエリアに居住する人が多いことから、同社では「地方の投資家が東京圏の値上がりに期待している」と分析している。

 名古屋圏(愛知県、岐阜県、三重県)については「上昇する」39%、「変わらない」52%、「下がり始める」9%となった。地元居住者の上昇回答が多いという。上昇理由については、「円安でトヨタなど自動車関連が好調」「リニア効果」などが上がる。

 大阪圏(大阪府、兵庫県、京都府、奈良県)に関しては「上昇する」33%、「変わらない」46%、「下がり始める」21%となった。上昇という理由は「京都・奈良の海外人気」「東京の物件が買えない層が流れてくる」といった声が上がった。

 物件のリフォームについては、保有物件のリフォーム経験が「ある」60%、「ない」40%と回答。リフォームの目的は「原状回復・バリューアップ両方」が45%で最多。「原状回復」が30%、「バリューアップ」が24%だった。

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