不動産ニュース / 調査・統計データ

2015/12/1

物流施設、関西圏募集賃料10四半期ぶりにマイナス/一五不動産情報サービス調査

 (株)一五不動産情報サービスは11月30日、2015年10月期の「物流施設の賃貸マーケットに関する調査」結果を発表した。延床面積または敷地面積が1万平方メートル以上の賃貸物流施設を四半期ごとに調査しているもので、対象は東京圏264棟、関西圏64棟。

 東京圏の空室率は2.2%(前期比0.1ポイント低下)。新規供給40万7,000平方メートルに対し、新規需要は40万9,000平方メートルとおおむね均衡した需給バランスとなった。募集賃料は1坪当たり3,990円(同0.3%下落)と、1坪当たり4,000円前後で一進一退の状態が続いている。

 関西圏の空室率は2.3%(同1.1ポイント上昇)。新規供給の13万7,000平方メートルに対し、新規需要は10万1,000平方メートルで、3四半期ぶりに需給が緩和した。募集賃料は1坪当たり3,500円(同1.7%下落)となり、10四半期ぶりにマイナスに転じた。

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