不動産ニュース

2016/3/18

オフィスビルや商業施設をホテルに再生するビジネス開始/ザイマックス

「karaksa hotel Kyoto I」外観イメージ
「karaksa hotel Kyoto I」外観イメージ

 (株)ザイマックスは18日、オフィスビルや商業施設をホテルにコンバージョンするビジネスをスタートしたと発表した。
 併せて土地の有効利用を促進するため、新築による供給も含めたホテル事業を開始した。インバウンド需要を見込み、2名以上でもゆったりと宿泊できるツインルーム以上の部屋を基準とした宿泊特化型ホテルの開発と運営を展開していく計画。

 オフィスビルからの用途変更については、大阪・京都各市内で、古くなったオフィスビルをコンバージョンしたホテルを、この3月に開業する。
 開業するホテルは「karaksa hotel Osaka Shinsaibashi I(からくさホテル大阪心斎橋 I)」(大阪市中央区、客室数69室)、鉄筋コンクリート造、鉄骨造地上9階地下1階建て、敷地面積385.66平方メートル、延床面積2,545.35平方メートル、竣工は2016年1月29日。
 および、「karaksa hotel Kyoto I(からくさホテル京都 I)」(京都市中京区、客室数36室)、鉄筋コンクリート造,鉄骨造地上7階建て、敷地面積191.85平方メートル、延床面積1,121.00平方メートル、竣工は16年1月25日。

 また、商業施設からの用途変更については、ロードサイドの大型店舗をホテル「大阪泉佐野プロジェクト」(大阪府泉南郡、客室数136室)にコンバージョンし、16年末にオープンする予定。同ホテルは、鉄骨造地上2階建て、敷地面積1万2,539.65平方メートル、延床面積6,208.97平方メートル、竣工は16年10月頃を予定。

 なお、集客については、今後の伸び率の高いASEAN諸国をターゲットに、各国の有力企業との提携によるマーケティング体制を構築。第一弾として、フィリピン共和国のRobinsons Land Corporationとの間で、集客に関して提携し、投資の可能性についても検討する。そのほか、中国の春秋投資管理有限公司との間で、ホテルの需要サイド・供給サイド双方の協力関係を構築する旨の提携も行なう。

 同社では今後、不動産ストックの再生事業の中核にホテルビジネスを置き、3年後には、およそ10棟、1,500室のホテル供給計画を進めていく。

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