(公財)日本住宅総合センターは20日、2015年度の「定期借地権事例調査」結果を発表した。1994年以降、定期借地権住宅の分譲事例データを収集・蓄積してきたもの。
同年度(15年4月~16年3月)に収集した事例数は、戸建住宅が51件93区画。愛知県が56区画で最も多く約60%を占めている。次いで福岡県24区画、東京都5区画となった。なお、福岡県の事例は、農地の開発による新たな宅地造成。
土地面積については、最大面積が200平方メートルを超える事例は12件と全体の24%で、前年度(36%)と比較して小規模な物件の事例が増加した。
また、マンションは収集事例数が8件236戸。前年度の15件267戸と比較して1件あたりの戸数が多く、大規模なマンションが増加している。都道府県別では、神奈川県が70戸で最多。第2位が東京都60戸。次いで規模の大きな物件が供給された沖縄県55戸となった。