不動産ニュース / 開発・分譲

2016/5/25

「学住近接」アピール。東京・世田谷で子育て世帯向けマンション/総合地所

「ルネ世田谷千歳台AYUMIE」完成予想図。敷地北側のエントランス前には、高さ15メートルの既存樹(ケヤキ)を残す
「ルネ世田谷千歳台AYUMIE」完成予想図。敷地北側のエントランス前には、高さ15メートルの既存樹(ケヤキ)を残す
モデルルーム。主要住戸は、7メートル以上のワイドスパンとハイサッシで通風・採光を高める。ディスポーザー、床暖房、食洗機も標準装備
モデルルーム。主要住戸は、7メートル以上のワイドスパンとハイサッシで通風・採光を高める。ディスポーザー、床暖房、食洗機も標準装備

 長谷工グループの総合地所(株)は、分譲マンション「ルネ世田谷千歳台AYUMIE」(東京都世田谷区、総戸数64戸)を、29日から販売開始する。

 同物件は、京王線「千歳烏山」駅徒歩17分、小田急線「成城学園前」駅バス15分バス停徒歩3分に立地する、地上6階建ての分譲マンション。建設地は一般地主所有の生産緑地で、2015年3月総合地所が(株)長谷工コーポレーションから取得。その後、同社は長谷工グループ入りし、商品企画を共同で計画した初物件となる。

 建設地は駅からのアクセスに難があるものの、もともと農地が多かったことから緑が豊富で、保育園から高校まで主要な教育施設が500m圏内に揃っていることから、子育て世帯に訴求する「学住近接」マンションとして提案。敷地形状が南北に長く全住戸東向きのため、ワイドスパン、扁平梁、ハイサッシ、アウトポール、梁内臓戸境壁、廊下面積の小さな間取りで有効居住面積を大きくし、採光・通風性も高めている。また、所得水準が高い世田谷区民に訴求するため、二重床・二重天井仕様、床暖房、ディスポーザー、食洗機も標準とした。

 住戸は、1LDK+S~3LDK、専有面積60~81平方メートル。子育て世帯向け3LDKが84%(54戸)を占める。販売予定価格は、4,998万~7,898万円、坪単価286万円。最多価格帯は5,100万円台、5,700万円台、5,900万円台。15年1月から事前告知を開始し、資料請求300件、モデルルーム事前来場100件。反響の75%が世田谷区民で、ほとんどが物件周辺の分譲・賃貸マンション居住者。7割が子育てファミリー層。

 同社分譲第一事業部営業二部担当部長の高木大介氏は「世田谷区の分譲マンションは好調物件が少ないという現状の中、駅まで徒歩17分というハンデをどう払しょくするかを考えた。子育て世帯の心配事は、通学時の事故や犯罪。当物件は、500m圏内にあらゆる学校が立地しており、親は通勤が多少面倒でも、子育てに適したマンションとしてアピールすることとした。同時に、世田谷区らしい高級感も損なわないよう配慮した。地元ユーザーの評価は大変高い」と語っている。

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