日本土地建物(株)と野村不動産(株)は6月30日、共同で開発を進めてきたオフィスビル「PMO日本橋江戸通」(東京都中央区)が竣工したと発表した。
同事業は、2014年に日本土地建物と事業統合した分割会社日新建物(株)が12年より「旧小伝馬町ビル」の建替計画として検討してきたもの。
13年に両社が共同して現地購入したことで、計画地が拡大。野村不動産がシリーズ展開する中規模ハイグレードオフィスビル「PMO」シリーズの20棟目として完成した。事業比率は日本土地建物が50%、野村不動産が50%。運用管理は野村不動産グループが行なう。
敷地面積は約930平方メートル、延床面積は約7,349平方メートルで、地上9階地下1階建て。
24時間電力供給を可能とし、テナント用非常発電機スペースに対応する。また、I類構造体とするなど、耐震性やBCP、環境性能を強化した。
さらに、PMO初となるラウンジを1階に設置。テナントや来訪者がミーティングできるようにしたほか、災害時の待機場所としての利用も可能となっている。