不動産ニュース / 調査・統計データ

2016/12/7

ゆとり世代の約7割が「新築一戸建て」志向/オールアバウト、イエノミカタ調査

 (株)オールアバウトと、住宅メーカー8社が合同で運営するサイト「イエノミカタ」は7日、「ゆとり世代の住宅観に関する調査」を合同で実施。調査結果を発表した。将来的に住宅購入を検討している全国の25~29歳、10年以上前に住宅を購入した全国の55~59歳の男女を対象に、インターネット調査を実施。調査期間は8月26日~9月8日、有効回答数は25~29歳が309名、55~59歳が1,000名。

 住宅購入のきっかけについては、親世代では「新築一戸建てへの憧れ」が31.1%と最多。一方、ゆとり世代では「自分好みの空間がほしい」(38.8%)、「結婚」(38.5%)、「将来的な資産」(36.2%)が上位にランクインした。

 希望する住居形態は、ゆとり世代でも「新築一戸建て」が68.0%と最も多く、「新築マンション」(48.9%)と続いた。「中古戸建て」は28.2%、「中古マンション」は23.6%にとどまっており、新築人気が根強いことが明らかになった。親世代は、購入当時7割近くが「新築戸建て」を選択しており、「新築マンション」(26.9%)を合計すると、ほとんどが新築を志向していた。

 家づくりをする上での重視ポイントでは、ゆとり世代・親世代ともに「価格」(ゆとり世代:61.2%、親世代:58.7%)と、「間取り」(ゆとり世代:54.0%、親世代:66.8%)が2大要素に。さらに、ゆとり世代は「内装・インテリア」(47.9%)、「防犯・セキュリティ」(46.6%)、「省エネ」(35.6%)などは、親世代の2倍以上も重視していることが分かった。

 また、ゆとり世代は共感できるライフスタイルについて、「長く使えるものを買う」が63.4%を占め、「なるべく余計なモノを持たない」(44.7%)、「ベランダ菜園」(28.5%)など、無理なく楽しむ「丁寧な暮らし」に共感を示していた。

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