不動産ニュース / 開発・分譲

2016/12/9

東京・豊島区庁舎跡地のプロジェクト着工/東京建物、サンケイビル

「(仮称)豊島プロジェクト」完成イメージ
「(仮称)豊島プロジェクト」完成イメージ

 東京建物(株)と(株)サンケイビルは8日、共同で推進している豊島区庁舎跡地および豊島公会堂跡地における「(仮称)豊島プロジェクト」のうち、オフィス棟の工事に着手した。

 同事業は、JR山手線他「池袋」駅徒歩5分に立地。「誰もが輝く劇場都市」をコンセプトに、オフィス棟(豊島区庁舎跡地)、新ホール棟(豊島公会堂跡地)をそれぞれ建設するプロジェクト。
 
 オフィス棟は、敷地面積約3,619.67平方メートル。延床面積6万万8,600平方メートル。鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造一部鉄筋コンクリート造地上33階地下2階建ての超高層ビルを建設する。7~32階には、池袋エリア最大級となる1万1,000坪の貸し床面積のオフィスとした。ワンフロア約500坪のレイアウト効率に優れた整形無柱空間で、入居企業の多様なニーズに対応。低層部にはシネマコンプレックスや商業店舗を整備し、新たなビジネス拠点を形成する。
 
 新ホール棟は敷地面積約2,983.59平方メートル。延床面積約1万600平方メートル。鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造・一部鉄筋コンクリート造地上8階地下1階塔屋1階建て。豊島区が取得・運営予定の1,300席を有する「(仮称)豊島区新ホール」や、ライブ劇場等を整備し、多様な文化を発信する新たなにぎわい空間を創出する。

 外装デザインは豊島区が整備する「(仮称)新区民センター」と統一し一体感を創出するほか、各棟の地上2階部分を歩行者デッキで接続し、回遊性向上とにぎわいの創出を図る。オフィス棟、新ホール棟ともに72時間運転可能な非常用発電機を導入するほか、災害時における帰宅困難者の受け入れを想定し、防災備蓄倉庫の整備、災害時のトイレ用水の確保、防災井戸の設置など防災機能強化対策も施す。

 オフィス棟は2020年5月に竣工、新ホール棟は17年1月に着工、19年4月に竣工する予定。

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