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2017/1/26 18:00 更新 

ライフスタイルに合わせ部屋・収納の広さを変える可動収納ユニット開発/長谷工
編集部取材

「UGOCLO(ウゴクロ)」の可動収納ユニット。大きく3分割されており、右側はウォールドア収納が可能。中央は通路ともなる。このユニットを2つ組み合わせ、2つの収納を好きな位置で固定することで、それぞれの部屋の大きさと収納の大きさ・使途を自由に変えることができる

収納の重さは150kgあるが、大型の車輪と側面のローラーガイドで女性ひとりでも簡単に移動が可能

 (株)長谷工コーポレーションは、家族構成やライフスタイルの変化に合わせ、部屋の広さや収納の広さを自由に変えられる可動収納ユニット「UGOCLO(ウゴクロ)」を開発。自社で設計・施工する新築分譲マンションへ導入する。

 一般的なファミリーマンションの中住戸(3LDK)の縦方向に連続する2つの居室を1つにつなげ、その間を縦方向(玄関側←→バルコニー側)のみ移動可能な収納ユニット2つで仕切る。可動収納は大きく3ブロックに分割されており、中心部分は通路としても使用できる。2つのユニット収納を動かすことで、それぞれの部屋の広さを可動範囲で自由に決められるほか、収納同士の間隔を変えることでただの収納から納戸、ウォークスルークローゼットと用途を変化させることができる。2つの収納と、リビング側居室のウォールドアを組み合わせ、多彩な空間利用を実現するシステムとして、現在特許を出願している。

 1ユニットの重さは150kgだが、大型の車輪12個と側面のローラーガイドにより、女性でも簡単に移動が可能。位置を決めたあと、天井パネルと床の車輪を固定することで、耐震性と遮音性を確保する。部屋の幅と天井高の寸法はマンションにより変えることができるが、天井高と居室幅を目一杯使うため、設計時から構造梁を壁に収め、火災報知器の高さや照明位置等も配慮する必要がある。建築費は、従来型の収納採用時と比較して、戸当たり30万円アップに収めた。

 同システムは、同社の子会社である総合地所(株)が分譲する「ルネ北綾瀬」(東京都足立区、総戸数58戸)、「江戸川区東葛西9丁目計画」(総戸数439戸、新日鐵興和不動産(株)とのJV)の一部住戸から導入。その他6物件で導入が検討されている。専有面積と間取りに制約がある都市部の小型物件や、郊外の一次取得者向け物件などを分譲予定の事業主に、ローコストでユーザーの多様なライフスタイルに対応するシステムとして提案していく。

 26日会見した同社執行役員エンジニアリング事業部長の定永好史氏は「私自身のマンション生活を振り返った時、もっとも苦労したのが、子供の成長に住まいをどう対応させていくかだった。そこで、生活状況に応じ、部屋と収納の大きさを自由に変えられないかと考えた。ライフスタイルの変化への対応はもちろんだが、女性でも簡単に動かせるので、パーティの時だけ、親が泊まりに来た時だけというように、必要な時に部屋の使い方を変えられるメリットもある。可動収納自体は以前からあるものだが、部屋と収納をライフスタイルに合わせ変える提案は、収納の開発と設計・施工をグループで手掛けているからこそできるもの。事業主にアピールしていく」などと語った。

(株)長谷工コーポレーション

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