不動産ニュース / 開発・分譲

2017/3/22

物流施設開発事業に参入/東急不動産

「(仮称)春日部物流センター」外観イメージ

 東急不動産(株)は、「(仮称)春日部物流センター」(埼玉県春日部市)および「(仮称)桑名プロジェクト」(三重県桑名市)の2プロジェクトに着手、物流施設開発事業に参入した。

 「(仮称)春日部物流センター」は、地上4階建ての大型マルチテナント型物流施設で、1階に両面トラックバースを設置する他、効率的な物流オペレーションを可能とする最新鋭の倉庫仕様を備える計画。敷地面積1万7,950.53平方メートル、延床面積3万8,853.29平方メートル。

 三菱UFJリース(株)、ケネディクス(株)と共同出資する特定目的会社が事業主体となり、ケネディクスがアセットマネジメント業務を行ない、(株)フジタの設計・施工により開発する。

 計画地は、主要環状道路である国道16号と4号の交差点から約600mの場所。東北自動車道「岩槻I.C.」や常磐自動車道「柏I.C.」へアクセスがしやすく、東京都心部からも約30kmと交通利便性に優れた立地。現在計画中の東埼玉道路「庄和I.C.」の建設予定地にもなっており、今後さらなる利便性拡大も見込める。

 竣工は2018年2月を予定。

 「(仮称)桑名プロジェクト」は、大和ハウス工業(株)、アール・アイ・シー・マネジメント(株)と共同出資する特定目的会社が事業主体となり、三重県桑名市に物流施設開発用地を取得。約7万平方メートルの敷地に、大型マルチテナント型物流施設の建設を計画している。なお、アール・アイ・シー・マネジメントがアセットマネジメント業務を行なう。

 計画地は、東名阪自動車道「桑名I.C」「桑名東I.C」から車で約10分の場所に位置し、名古屋市内および名古屋港への交通利便性に優れている。また、現在整備中の東海環状自動車道や新名神高速道路の開通により、交通利便性がさらに高まり、東日本と西日本の新たな結節点となることが期待されている。

 「(仮称)桑名プロジェクト」外観イメージ

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アセットマネジメント(Asset Management)

委託を受けて不動産などの資産の形成、運用、保全を行なうことをいう。その際に重要なのは、投資目的に沿ってリスクとリターンをコントロールすることであり、資産価値を評価するほか、投資内容や投資先の分散、投資期間の設定などについて工夫することが要求される。

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