不動産ニュース / 開発・分譲

2017/11/21

都心初の介護付有料老人ホーム/東建G

「グレイプスウィズ四谷」外観

 東京建物グループは21日、介護付有料老人ホーム「グレイプスウィズ四谷」(東京都新宿区、総室数48室)を公開した。

 同グループはこれまで、シニア事業として、東京建物シニアライフサポート(株)がサービス付き高齢者向け住宅「グレイプス」を首都圏で15ヵ所(1271戸)、(株)誠愛苑が有料老人ホームを埼玉県さいたま市内で3ヵ所(167室)運営してきた。
 同物件は、それらのノウハウを生かした新たなブランド「グレイプウィズ」の初弾にして、グループ初の都心部における介護付有料老人ホーム。運営は、誠愛苑が行なう。

 東京メトロ丸の内線「四谷三丁目」駅から徒歩5分、同「新宿御苑」駅から徒歩8分。「新宿御苑」や「明治神宮外苑」も近接する、緑の多い立地が特徴。敷地面積約1,131平方メートル、延床面積約2,400平方メートル、鉄筋コンクリート造5階建て。

 居室は2~4階。専有面積は18.17~30.73平方メートル。間取りはすべて1Rで、30平方メートル以上の部屋は2人入居を可能とした。全室に車椅子対応のトイレ、洗面、収納、介護用電動ベット、ナースコール等を設置。料金は、頭金を納めない月払いプランの場合、定員1人タイプの部屋が月額53万7,520円(管理費・食費込み)~、定員2人タイプの部屋が月額95万8,040円(管理費・食費込み)。頭金を前払いすることで、月額料金を抑える前払いプランもある。

 1階にはダイニングとバーカウンターを設置。居室のある2~4階の全フロアには、談話スペースとしてのラウンジと個人浴室を設備。5階にはカット・パーマ・ヘアカラーが行なえるビューティサロンや、機能訓練指導員によるリハビリプログラムを受けられる機能訓練室も設けた。

 開業は23日を予定。2018年中に、稼働率90%を目指す。

定員2名の居室
バーカウンター。
地域の酒屋と連携し、入居者が各々好きな商品をボトルで購入。それをバーカウンターで管理するシステム

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有料老人ホーム

高齢者住宅・施設の代表格。老人保健法では、「高齢者を入居させて、入浴、排泄、食事などの介護、食事提供など日常生活の上で必要な便宜を提供する施設」と定義されている。

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