不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2019/1/16

売上高・利益ともに過去最高/スター・マイカ18年11月期

 スター・マイカ(株)は16日、2018年11月期決算(連結)説明会を開催した。

 当期(17年12月1日~18年11月30日)は、売上高302億8,100万円(前期比31.2%増)、営業利益38億3,800万円(同7.4%増)、経常利益32億4,500万円(同8.8%増)、当期純利益21億5,400万円(同4.1%増)。売上高・営業利益ともに過去最高を更新した。売上総利益率は22.9%(同12.4%増)を確保。

 主力のリノベマンション事業では、保有物件の増加に伴い、賃貸売上が31億638万円(同15.6%増)と順調に推移。販売面においても、付加価値の高い物件の提供に努め、販売売上は190億3,652万円(同25.4%増)、販売利益率は13.5%となった。その結果、売上高221億4,290万円(同23.9%増)、営業利益22億7,930万円(同2.2%増)を計上した。

 インベストメント事業については、ニーズを捉えた保有物件の一部売却が貢献し、営業利益が増加。売上高は74億3,512万円(同56.0%増)、営業利益は17億8,248万円(同21.5%増)となった。なお、マーケット動向を鑑み、次期は既存保有物件の戦略的な売却の推進を主体に取り組む計画。期末には全保有物件の売却を完了させるとしている。

 今後は、人工知能(AI)の研究を開始し、査定金額算出や将来の販売価格予測など業務への活用していく考え。民泊新法の動向をみながら、マンスリーマンション事業への参入も開始する。次期は、売上高334億円、営業利益29億5,600万円、経常利益23億900万円、当期純利益15億8,400万円を見込む。

 同社代表取締役の水永政志氏は、「5ヵ年経営計画の2年目に当たる次期は、リノベマンションへ経営資源を集中させる。供給面での存在感を発揮すべく、物件販売戸数とエリアを拡大する。また、さらなる事業の発展に向け、6月に持株会社体制へ移行する予定。グループ会社への権限移譲を進め、より機動的・積極的に事業を遂行していく」と話した。

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/4/5

「月刊不動産流通2024年5月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年5月号」の発売を開始しました。

さまざまな事情を抱える人々が、安定的な生活を送るために、不動産事業者ができることとはなんでしょうか?今回の特集「『賃貸仲介・管理業の未来』Part 7 住宅弱者を支える 」では、部屋探しのみならず、日々の暮らしの支援まで取り組む事業者を紹介します。