不動産ニュース / 調査・統計データ

2019/1/16

違法貸しルーム、約8割が是正指導中

 国土交通省は16日、国および地方公共団体に通報があった「違法貸しルーム」について、2018年8月31日時点の建築基準法への適合状況や是正指導などの状況を公表した。

 調査対象物件は2,078件(前回<17年8月31日>調査比28件増)。このうち調査中は229件(同4件減)、建築基準法違反が判明した物件は1,469件(同13件増)、違反なしは155件(同7件増)となった。

 建基法違反が判明した物件のうち、是正指導中は1,170件(同30件減)、是正済みは288件(同39件増)だった。是正は進んでいるが、是正指導中のものが約8割となっている。

 違反の内容は、非常用照明装置関係が1,030件(うち是正241件)で最多。窓先空地関係が850件(同174件)、防火上主要な間仕切壁関係が717件(同209件)、居室面積関係が485件(同78件)、採光関係が447件(同106件)となった。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

窓先空地

共同住宅における火災時の避難を容易にするために、共同住宅の敷地のうち、1階の住戸の窓に直面する敷地部分において、幅員数mの空地を設け、その空地を避難経路として利用できるようにしたものである(空地とは建築物を建てられていない土地という意味である)。

続きはR.E.wordsへ

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年4月号
市場を占う「キーワード」
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/3/7

「海外トピックス」を更新しました。

飲食店の食べ残しがSC内の工場で肥料に!【マレーシア】」配信しました。

マレーシアの、持続可能な未来に向けた取り組みを紹介。同国では、新しくビルを建設したり、土地開発をする際には環境に配慮した建築計画が求められます。一方で、既存のショッピングセンターの中でも、太陽光発電やリサイクルセンターを設置し食品ロスの削減や肥料の再生などに注力する取り組みが見られます。今回は、「ワンウタマショッピングセンター」の例を見ていきましょう。