不動産ニュース / 調査・統計データ

2019/3/22

緑がもたらす効果を科学的に検証/東急不

 東急不動産(株)は19日、緑のある開放的な空間がもたらす効果について検証した結果を発表した。

 同社は、効果的に緑をオフィスに取り入れることで、理想的な働き方を実現するための「Green Action(緑の力をオフィスに取り入れるための5つのアクション)」を制定。その考え方を具現化したオフィスビルの開発・運営に取り組んでおり、同プロジェクトの第一弾として開発された「日比谷パークフロント」(東京都千代田区)で、30~40歳代・男女のオフィスワーカーを対象に実証実験を実施。併せて、入居テナントにアンケート調査を行なった。

 緑のある開放的な屋上テラスで休憩すると、屋内休憩と比べ疲労感(自覚症状)が1.0ポイント低下し、ストレス度も6.0ポイント低くなるという結果となった。また、その後の集中度は34.6%アップし、作業生産性も高まるという。
 同ビルで行なわれた緑をテーマとしたテナント交流イベントは、参加者から高評価が得られ、特にガーデニングイベントの評価は95ポイントを超えた。テナントに実施した「緑の効果・ビルの良さ」に関する自由回答アンケートでは、「リラックス、ヒーリング効果がある」「メリハリがあり、ON・OFFを楽しむことができる」といった、働く意欲を高めてくれる効果に関する意見も寄せられた。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年4月号
市場を占う「キーワード」
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/3/7

「海外トピックス」を更新しました。

飲食店の食べ残しがSC内の工場で肥料に!【マレーシア】」配信しました。

マレーシアの、持続可能な未来に向けた取り組みを紹介。同国では、新しくビルを建設したり、土地開発をする際には環境に配慮した建築計画が求められます。一方で、既存のショッピングセンターの中でも、太陽光発電やリサイクルセンターを設置し食品ロスの削減や肥料の再生などに注力する取り組みが見られます。今回は、「ワンウタマショッピングセンター」の例を見ていきましょう。