2014/04/16 18:00更新
京都市下京区の築44年の青果会社ビルを複合ビルに改装/コミュニティ・ラボ
複合ビル「KYOCA」外観。築年数が経過した味わいはそのまま生かし、「KYOCA」というロゴをアクセントにしている
複合ビル「KYOCA」外観。築年数が経過した味わいはそのまま生かし、「KYOCA」というロゴをアクセントにしている
住宅の1室。住宅のキッチンは、どの部屋タイプにも3つのIHヒーターが備わった大型のものを採用。食をテーマとしていることからこだわった
住宅の1室。住宅のキッチンは、どの部屋タイプにも3つのIHヒーターが備わった大型のものを採用。食をテーマとしていることからこだわった
店舗の1区画。左開口部を開け放つことで、室内ながらオープンテラスのような空間使いが可能
店舗の1区画。左開口部を開け放つことで、室内ながらオープンテラスのような空間使いが可能
複合ビル「KYOCA」外観。築年数が経過した味わいはそのまま生かし、「KYOCA」というロゴをアクセントにしている

複合ビル「KYOCA」外観。築年数が経過した味わいはそのまま生かし、「KYOCA」というロゴをアクセントにしている


住宅の1室。住宅のキッチンは、どの部屋タイプにも3つのIHヒーターが備わった大型のものを採用。食をテーマとしていることからこだわった

住宅の1室。住宅のキッチンは、どの部屋タイプにも3つのIHヒーターが備わった大型のものを採用。食をテーマとしていることからこだわった


店舗の1区画。左開口部を開け放つことで、室内ながらオープンテラスのような空間使いが可能

店舗の1区画。左開口部を開け放つことで、室内ながらオープンテラスのような空間使いが可能


 京都市内を中心に不動産仲介業等を展開する(株)コミュニティ・ラボは15日、京都青果合同(株)が保有するビル(京果会館)を1棟リノベーションおよびコンバージョンした複合ビル「KYOCA」(京都市下京区、店舗・事務所25区画、住宅17戸)の竣工に伴い、同物件を公開した。


 敷地面積1,257.58平方メートル。1970年築の鉄筋コンクリート造地下1階地上6階建て。延床面積4,950.39平方メートル。JR山陰線「丹波口」駅徒歩13分、JR新幹線・京都線「京都」駅徒歩20分の京都市中央卸売市場に隣接した立地。


 京都青果合同は、老朽が進み、建て替えも検討した同ビルの活用をオフィスのソリューションビジネスを展開する(株)ウエダ本社に相談。同社本社ビルのリノベーションなどを手掛けていた建築事務所(株)アーキネット京都が設計を、コミュニティ・ラボは企画にも携わりながら、リーシングを担当している。


 オーナーの特性を生かし、建物テーマを「食とデザイン」に設定。1〜2階は店舗、3階は事務所、4〜5階を賃貸住宅に改装した。

 3階には、共用部として、セミナールームやサロンを設け、食や地域に関する学びの場としていくことを目指す。

 なお、建物は、スケルトンにした上で耐震補強を実施している。中庭は、植樹するなど整備した上で、サイクリングポートも設置した。


 店舗部分の賃料は6万5,000円〜35万円。専有面積は28.89〜130.01平方メートル。事務所の賃料は7〜14万円。専有面積は31.64〜59.08平方メートル。住宅の賃料は8万8,000円〜21万1,000円。専有面積は39.69〜92.24平方メートル。


 現在、入居者を募集中。店舗・事務所の一部、住宅の半分の入居者が決定している。4〜6日に開催した内覧会およびイベントでは300名ほどが来場し、高い反響を得た。

 コミュニティ・ラボ代表取締役の田中和彦氏は「多様な面積、賃料、タイプの空間を用意できた。インターネットで事業をしている人のリアル店舗や自宅で仕事する人のSOHOなど、食をテーマにさまざまな人が集う場所として、地域活性化の拠点にも発展させていきたい」と話した。




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