2014/08/29 18:00更新
首都圏の新築戸建の成約価格、再び上昇/アットホーム調査

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は29日、同社のネットワークにおける2014年7月期の首都圏新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格データを公表した。

 対象は、登録物件が、新築戸建1万3,108件、中古マンション1,202件。成約件数が、新築戸建2,287件、中古マンション783件。


 新築戸建ての平均登録価格は1戸当たり3,295万円(前年同月比0.1%下落)と8ヵ月ぶりにマイナスとなった。前月比でも1.8%下落し5ヵ月ぶりのマイナスに。一方、平均成約価格は、3,282万円(同0.2%上昇)と再びプラスとなった。東京23区が5,000万円以上の物件の成約が回復し、4,498万円(同5.3%上昇)と上昇したことや東京都下が3,524万円(同7.8%上昇)と前年同期比で3ヵ月連続で上昇したことが寄与した。埼玉県も2,751万円(同1.9%上昇)と上昇したが、神奈川県は、リーズナブルな物件が多い県下の成約増で3,279万円(同3.8%下落)と前年同期比で3ヵ月連続の下落、千葉県も2,623万円(同0.6%下落)と下落したことから首都圏平均の上昇率は小幅となった。


 中古マンションの平均登録価格は、1戸当たり2,252万円(同4.0%上昇)で7ヵ月連続のプラス、前月比は1.2%下落し再びマイナスに。平均成約価格は1戸当たり2,335万円(同10.8%上昇)と7ヵ月連続でプラスとなった。これは、成約の4割超を占める東京23区がユーザーの都心志向により人気が高く、2,977万円(同6.9%上昇)と前年同期比16ヵ月連続で上昇していることによるもの。東京都下は2,538万円(同39.8%上昇)、神奈川県は2,065万円(同6.9%上昇)、埼玉県は1,647万円(同21.0%上昇)、千葉県は1,289万円(同8.5%下落)となった。




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