2014/08/29 18:00更新
戸建注文住宅購入者、住宅取得費が上昇/住団連調査

 (一社)住宅生産団体連合会は28日、「2013年度戸建注文住宅の顧客実態調査」の結果を公表した。三大都市圏および地方主要都市(札幌、仙台、広島、福岡、静岡)で実施し、有効回答数は4,343件。


 世帯主の平均年齢は42.3歳(前年度比0.2歳上昇)となった。年代別では、30歳代が41.2%(同0.5ポイント減)と最多。近年増加傾向が続いていた60歳代は、前年よりも若干下がったものの10.4%(同0.4ポイント減)と1割を超えている。


 建築費は全体平均で3,244万円(前年度:3,054万円)。購入形態別にみても、建て替えや買い替え、土地購入・新築といったあらゆるケースで上昇している。土地代を合わせたトータルの取得金額についても、4,368万円(同:4,188万円)と上昇した。購入金額は上昇したものの、世帯年収の増加により、住宅取得費の年収倍率は5.9倍で前年度と変化なし。借入金の年収倍率は3.9倍と、前年度(4.0倍)に比べてやや低下した。


 住宅ローンの金利タイプについては、変動金利が61.0%(前年度比2.0ポイント低下)を占めて最多。全期間固定金利は17.1%(同2.8ポイント低下)となり、11年度に比べ9.6ポイント低下しており、利用率の低下が目立つ。




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