2014/10/31 18:00更新
売上構成の変化等により増収減益に/パナホーム15年3月期第2四半期決算

 パナホーム(株)は30日、2015年3月期第2四半期決算を発表した。
 
 当期(14年4月1日〜9月30日)の連結売上高は1,524億1,000万円(前年同期比3.3%増)、営業利益は44億1,900万円(同18.2%減)、経常利益は45億1,200万円(同18.0%減)、当期純利益は26億3,700万円(同20.0%減)。増販による利益の増加はあったものの、売上構成の変化や粗利率が低下したこと等から増収減益となった。


 新築請負事業は、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化を推進。戸建住宅では、大容量の太陽光発電パネル搭載によりすぐれた経済性と先進の環境性能を実現する家「エコ・コルディス」の受注が好調に推移した。賃貸住宅では相続税制改正を切り口に土地活用セミナー等を積極的に開催。「ビューノ ラ メゾン」の発売や、大阪市立大学とサービス付き高齢者向け住宅に関する研究を開始するなどした結果、同事業の売上高は919億4,500万円(1.8%増)となった。
 
 街づくり事業では、同社が先進的に取り組む環境配慮型街づくり「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン」の販売が好調に推移。また、ADインベストメント・マネジメント(株)と同社が保有または今後開発・保有する賃貸マンションやサービス付き高齢者向け住宅について売却情報を優先的に提供する協定を締結。第1号物件として同社保有の賃貸マンションを売却した。同事業の売上高は248億3,100万円(同1.5%増)を計上した。


 通期については、売上高3,300億円、営業利益146億円、経常利益149億円、当期純利益90億円を見込んでいる。



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