2014/10/31 18:00更新
新築事業で売上高2ケタ増、赤字幅も改善/三井ホーム15年3月期第2四半期決算

 三井ホーム(株)は30日、2015年3月期第2四半期決算を発表した。


 当期(14年4月1日〜9月30日)の連結売上高は1,077億7,400万円(前年同期比10.3%増)、営業損失26億4,800万円(前年同期:営業損失44億1,500万円)、経常損失26億1,100万円(同:経常損失43億800万円)、当期純損失20億7,600万円(同:当期純損失30億6,200万円)。


 主力の新築事業は、デザイン性と住宅性能の向上を図り競争力を強化。オーダーメイドの家づくりが実現できる「セレクトオーダー200」や、「プレミアム・モノコック構法」の高い断熱性能の訴求等に注力。期首受注残高が前期を上回ったことに加え、売上棟単価の上昇もあり、ゼグメント売上高767億9,700万円(前年同期比13.9%増)と増収。営業損失も17億1,900万円(前年同期:営業損失39億7,600万円)と大幅に改善した。

 2×4注文住宅の受注高については、消費税増税の反動減で1,731棟(前年同期比26.3%減)・685億5,500万円(同27.0%減)と低調。期末の受注残高2,923棟(同17.2%減)、1,175億6,700万円(同14.7%減)。


 リフォーム・リニューアル事業は、住宅リフォームで高額リフォーム受注が減少したことなどにより、ゼグメント売上高127億3,600万円(同6.2%減)、営業損失3億4,500万円(前年同期:営業利益3億1,000万円)となった。


 同日会見した同社代表取締役社長の市川俊英氏は「今後も強みのデザイン力や性能強化により、強く快適、かつ美しい住まいを提供することで厳しい受注環境を切り抜けたい。課題である平準化においては、労務環境がひっ迫するなか、施行のキャパシティを最大限活用し、受注力の向上を図ることで全力で注力していく」などと述べた。


 なお、通期については、連結売上高2,500億円、営業利益38億円、経常利益41億円、当期純利益20億円を見込んでいる。新築受注棟数は4,700棟。




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