2014/11/21 18:00更新
23区ビル市場、賃料・空室景況感指数とも2ケタプラスが継続/東京ビル協調査

 (一社)東京ビルヂング協会は20日、2014年10月期の「ビル経営動向調査」結果を発表した。同協会会員を対象に最新の賃料水準と空室率をアンケート、景況感を聞いたもの。四半期ごとの調査で、今回は271社を対象に実施、163社から回答を得た。


 東京23区の坪当たり賃料水準(共益費込み)は、上限が2万6,786円(前回調査比662円増)、下限が1万6,264円(同393円下落)と、上限は上昇。下限は下落した。渋谷区を除き同傾向で、渋谷区のみ上限・下限ともに上昇している。


 平均空室率は、23区平均で5.8%(同0.3ポイント増)とやや上昇。都心5区では、中央区7.0%(同1.4ポイント増)、港区5.2%(同0.1ポイント増)、新宿区7.6%(同0.8ポイント増)、渋谷区3.6%(同0.8ポイント増)、千代田区5.1%(同0.4ポイント減)と千代田区を除き、空室率は上昇した。


 3ヵ月前と現在とを比較した賃料水準景況感指数は、14.7(前回調査:12.2)、空室景況感は21.3(同:19.9)。現在と3ヵ月後予測を比較した賃料水準景況感指数は20.8(同:18.8)、空室景況感指数は21.1(同:23.2)といずれも2ケタのプラスを維持、景況感の改善は継続する見込み。




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