2015/01/26 18:00更新
物件売却前倒しで営利30%増に/毎日コムネット15年第2四半期決算

 (株)毎日コムネットは23日、2015年5月期第2四半期決算説明会を開いた。


 当期(14年6月1日〜11月30日)は連結売上高59億4,900万円(前年同期比16.5%増)、営業利益5億7,400万円(同30.9%増)、経常利益4億8,900万円(同23.9%増)、当期純利益2億7,600万円(同20.2%増)。下期に売却予定だった1物件を前倒しで売却できたことで、売り上げ・利益共に大幅増となった。


 下期については、主力の学生マンションで10年連続の4月時点入居率100%を目指す。開発に関しては、大学との連携による学生寮開発を加速していく。


 1月末には法政大学専用マンション「(仮称)ネビュラ東小松川II」(東京都江戸川区、総戸数26戸)を開設するほか、17年には約1,000人を収容できる「東京大学目白台国際宿舎」(東京都文京区、総戸数940室)が竣工する計画。「目白台国際宿舎」は、敷地面積2万1,614平方メートル。同社が参加する企業グループ(代表企業:安田不動産(株))が事業予定者として選定され、学生マンション開発で実績のある毎日コムネットグループとしてノウハウを供出していく。


 また、首都圏以外で初の事業として、建築設計監理業務を受託した「九州大学前学生寮」(福岡市西区、総戸数141室)も15年3月中旬に竣工予定。三好不動産(株)が開発する学生寮について、設計・運営ノウハウをコンサルティングしている。「今回の事業で、地方での学生マンション開発の“勉強”をさせていただいたかたち。今後は、当社での保有を中心に全国主要大学の学生寮開発を加速していきたい」(同社取締役・西 孝行氏)として、大学との連携を深めていく。


 なお、期末時点の管理戸数は8,210戸(同2.8%増)を計画。通期業績については連結売上高112億7,000万円、営業利益10億7,200万円、経常利益10億3,000万円、当期純利益6億3,500万円を見込む。




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