2015/02/27 18:00更新
鎌倉で国内初の木造4階建て有料老人ホーム/三井ホーム
短期許容耐力が200kNとなる同社独自開発の金具「ロッドマン」
短期許容耐力が200kNとなる同社独自開発の金具「ロッドマン」
短期許容耐力が200kNとなる同社独自開発の金具「ロッドマン」

短期許容耐力が200kNとなる同社独自開発の金具「ロッドマン」


 三井ホーム(株)は26日、ツーバイフォー(2×4)工法による木造4階建ての有料老人ホーム「あっとほーむ鎌倉山」(神奈川県鎌倉市、総戸数70戸)を報道陣に公開した。


 同建物は、ツーバイフォー工法では国内初となる木造4階建て有料老人ホーム。延床面積1,000平方メートル以上の建築物では、医療福祉施設に限らず初の木造4階建て建造物となる。敷地面積1434.72平方メートル、延床面積2384.02平方メートル。


 1階に食堂や浴室等の共用スペースと、近隣住民との交流やイベントができるスぺ―スを設置。居室は2〜4階。賃料を抑えること優先し、できるだけ部屋数を確保できる設計とした。1階は上層階に比べて壁量が多く必要なため、上層階と壁位置を極力揃え、荷重がストレートに基礎に伝わるように計画。1階部分の壁の端部には、より大きな引抜力が発生する可能性を考慮し、短期許容耐力が200kNとなる同社独自システム「ロッドマン」を採用した。


 居室の専有面積は約13平方メートル。初期費用保証金10万円、月額利用料金14万9,500円(賃料5万3,000円、管理費、食費、光熱費込み)を予定。竣工は2015年6月、入居は7月からを予定。


 見学会で挨拶した同社大規模木造事業部長の十文字将敏氏は「ツーバイフォー大規模木造の最大の特徴は、通常の住宅用の部材が利用できること。今回も、独自開発金具以外の特殊部材がほとんどなく、高価な集成材を使う木造軸組工法より建設コストが抑えられる」と、ツーバイフォー工法のメリットを説明した。




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