2015/04/17 18:00更新
実務者同士が「仕事への向き合い方」「接客」を考える「不動産真基準研究所」が発足

 不動産実務者同士が、自らの仕事への向き合い方や、正しい接客のあり方を学び合う「不動産真基準研究所」が、5月から活動を開始する。


 主宰するのは、東京都文京区千駄木で地域密着の不動産営業を展開する(株)尚建・代表取締役の徳山 明氏、「完全紹介型不動産仲介」という独自の経営スタイルを貫く誠不動産(株)(東京都渋谷区)代表取締役の鈴木 誠氏、大手航空会社のグランドホステスの経験を活かし、さまざまな業界でマナー研修をはじめとした人材育成業務を手掛ける(株)コントレール(東京都中央区)代表取締役の人見玲子氏。


 同研究所は、「きちんと正しく営業を行ない、お客さまに正しく貢献する」「不動産業界に捉われないマナーを身に付ける」「不動産業界で働く意味、原理原則を見つめ直し、参加者それぞれが“不動産に対する答え”を見つける」ことを目的に、講師と参加者が学び合い、議論し合う場として設立したもの。


 「若い実務者の中には、会社の枠や組織のルールに縛られて、お客さまに対するスタンスや接客のあり方について、もやもやする気持ちを抱えていたり、悩んでいたりして、実力が発揮できない人たちが多い。そうした実務者に、不動産やお客さまに対する“正しい気持ちの置き方”を持ってもらい、正しい身のこなしを身に付けてもらいたい。われわれは、行動は気持ちから始まり、結果は行動から生まれると考えており、自分の軸をしっかり持って行動できる実務者になってもらいたい」(徳山氏)。


 会合は月に1回、半年間。「ご来店前」からスタートし、「接客」「案内」「引渡」「アフターフォロー」をテーマに、顧客への正しいスタンスや仕事の仕方を参加者同士で考え、人見氏により接客マナーに落とし込んでいく。研修終了後には、懇親会で自由な議論も行なう。


 密度の濃い議論を展開するため、募集人員は最大で15人程度とする予定。参加希望者には、事前にカンファレンスも実施する。受講料は、全6回で5万円(懇親会込み)。詳細は、同研究所ホームページ(http://shin-realestate-laboratory.jimdo.com)参照。




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