2015/07/31 18:00更新
「既存住宅価格査定マニュアル」を改訂。WEB版の販売開始/不動産流通推進センター

 (公財)不動産流通推進センターは31日、「WEB版既存住宅価格査定マニュアル」を改訂、発刊した。


 同マニュアルは、3月に国より示された「中古戸建住宅に係る建物評価の改善に向けた指針」に基づき改訂したもの。築後20年から25年程度で一律に市場価値がゼロになるという取引慣行を改善、住宅の性能やリフォームの状況等を的確に反映した評価実施を目的としている。


 今回の改訂では、建物の基礎・躯体のランクを最上位のものから標準的なものまで5段階に分け、それぞれの耐用年数を設定。基礎・躯体については、劣化状況の判定を価格査定に反映できる仕組みとした。


 また、住宅の質等に対する社会環境、認識等の変化に対応させる改訂も実施。戸建住宅の価格査定に反映させる基礎的な資料の整備状況の見直しや、新耐震基準に関する評価の見直しなどを実施したほか、情報開示等に関する評価を新たに戸建住宅の価格査定に反映させることとした。

 

 なお、「戸建住宅価格査定マニュアル」のほか、「住宅地価格査定マニュアル」「マンション価格査定マニュアル」についても、パソコン用ソフト(CD-ROM版)からWEB版に変更。利用するためのURLは、http://www.kakakusatei.jpで、利用料金は3,240円/年(税込み)。




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