2015/08/28 18:00更新
首都圏の新築戸建の成約価格3ヵ月連続の上昇/アットホーム調査

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は28日、同社のネットワークにおける2015年7月期の首都圏新築戸建て・中古マンションの登録価格および成約価格データを発表した。対象は、登録物件が新築戸建て9,695件、中古マンション912件。成約物件が新築戸建て1,948件、中古マンション638件。


 新築戸建ての平均登録価格は、首都圏平均で1戸当たり3,327万円(前年同月比1.0%上昇)と再びプラスに。成約価格は同3,361万円(同2.4%上昇)と3ヵ月連続で上昇した。価格の高い東京23区と成約の3割弱を占める神奈川県が上昇したことなどが要因。23区では引き続き城南など高額物件の多いエリアの成約が堅調で、5,000万円以上の物件割合が2ヵ月連続で3割を超え、平均価格は4,606万円と6年2ヵ月ぶりに4,600万円を超えた。


 中古マンションの平均登録価格は、首都圏平均で1戸当たり2,487万円(同10.4%上昇)と5ヵ月連続のプラス。成約価格も同2,458万円(同5.3%上昇)と、19ヵ月連続のプラス。価格水準の高い東京23区が上昇したことが主な要因で、23区では4,000万円以上の物件割合が20%を上回り、平均価格も10ヵ月ぶりに3,100万円台を回復した。一方で、すべてのエリアで成約価格の平均が登録価格の平均を下回っており、需給のずれが顕著となった。




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