2016/02/12 18:00更新
賃貸・分譲共に好調、増収増益/三井不動産16年3月期第3四半期決算

 三井不動産(株)は12日、2016年3月期第3四半期決算を発表した。


 当期(15年4月1日〜12月31日)は、連結売上高1兆1,466億4,400万円(前年同期比6.0%増)、営業利益1,532億500万円(同20.0%増)、経常利益1,435億6,000万円(同28.0%増)、当期純利益951億5,100万円(同34.7%増)であった。


 賃貸セグメントは、「ららぽーと富士見」(埼玉県富士見市)や「EXPOCITY」(大阪府吹田市)をはじめとする商業施設の新規開業による収益寄与に加えて、オフィスや商業施設の、通期稼働効果ならびに既存物件の増収効果等があり、営業収益3,765億8,500万円(同9.8%増)、営業利益948億8,800万円(同18.1%増)を計上した。なお、当社の首都圏オフィス空室率(単体)は3.4%(16年3月期第2四半期比0.4ポイント改善)。


 分譲セグメントでは、個人向け住宅分譲において計上戸数が増加したほか、投資家向け分譲等で高利益率物件の売却等が実現し、営業収益3,039億8,700万円(前年同期比2.7%増)、営業利益382億7,400万円(同21.6%増)となった。なお、新築マンション分譲における、当期計上予定戸数4,500戸に対する当期末の契約進捗率は100%(前年同期97%)。


 マネジメントは、プロパティマネジメントにおいて管理受託件数の増加等により増収となったことや、仲介・アセットマネジメント等において、リハウス事業(個人向け仲介事業)の仲介件数の増加や成約単価の上昇があり、売上高2,443億1,500万円(前年同期比5.9%増)、営業利益397億900万円(同16.2%増)。


 通期は、連結売上高1兆6,100万円、営業利益1,950億円、経常利益1,710億円、当期純利益1,070億円を見込む。




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