2016/05/27 18:00更新
平成27年度の不動産証券化市場規模、5兆4,000億円/国交省調査

 国土交通省は27日、「平成27年度 不動産証券化の実態調査」を発表した。


 同年度中に証券化された不動産資産(不動産または信託受益権)額は5兆4,000億円(前年度比2.6%減)と減少。件数は1,069件(前年度1,232件)と、増加した。

 このうち、証券化ビークル等から取得されたものは約3兆3,000億円。また、証券化ビークル等が譲渡した資産額は約5兆7,000億円だった。


 スキーム別にみると、取得された資産額では「リート」が約2兆700億円と全体の約38.5%を占めた。次いで「GK-TKスキーム等」が約2兆500億円、「TMK」が1兆1,000億円となった。また、同年度に譲渡された資産額では「TMK」が2兆9,100億円と最も多かった。


 取得された資産の用途別実績は、オフィスが全体の35.6%、商業施設・倉庫が15.2%、ホテル・旅館が13.1%となった。




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