2016/07/01 18:00更新
路線価、8年ぶりに上昇に転じる/国税庁

 国税庁は1日、平成28(2016)年分の路線価を発表した。


 標準宅地の評価基準額の対前年変動率は、全国平均で0.2%(前年:マイナス0.4%)と8年ぶりに上昇に転じた。


 都道府県別で見ると、首都圏1都3県のほか北海道、宮城県、京都府、福岡県など上昇が14(同10)と増加し、下落は33(同35)と減少した。


 最高路線価の1位は、東京都中央区銀座5丁目・銀座中央通りで、1平方メートル当たり3,200万円(前年比18.7%上昇)となり、31年連続でのトップ。2位は大阪府北区角田町・御堂筋で1,016万円(同22.1%上昇)、3位は愛知県名古屋市中村区名駅1丁目・名駅通りで840万円(同14.1%増)と、トップ10のうち8都市で2ケタの伸びとなった。


 都道府県庁所在都市の最高路線価では、上昇が25(前年21)、横ばい17(同14)、下落5(同12)。札幌、東京、名古屋、大阪など大都市を中心に10都市が10%以上の上昇率となった。一方、下落率5%未満が5(同11)、下落率5%以上の都市は、0(同1)といずれも減少した。




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