2016/07/01 18:00更新
香港が世界で最もコストの高いオフィス市場に/CBRE調査

 CBREグループはこのほど、世界の126マーケットを対象に行なった「グローバルプライムオフィス賃貸コスト調査」結果(2016年Q1)を発表した。


 それによると、香港(セントラル)は、プライムオフィスの年間総賃貸コストが1平方フィート当たり290米ドルで、世界第1位に。前回調査で1位だったロンドン(ウエストエンド)は262米ドルと、2位に後退した。3位は188米ドルの北京(金融街)、4位は182米ドルの北京(CBD)、5位は179米ドルの香港(西九龍)。東京(丸の内/大手町)は、160米ドルで6位だった。そのほか、ニューデリー(コノートプレースCBD)が150米ドルで7位、上海(浦東)が133米ドルで10位になるなど、トップ10にアジア地域の7マーケットがランク入りした。


 世界のプライムオフィス賃貸コスト(プライムオフィス賃料に各地域の税金、公益費などを加味したコスト)は、対前年同期比で2.4%上昇。アジア太平洋地域は同2.7%上昇と、世界全体の平均を上回るペースで上昇している。同社は、「アジア地域において、特にサービス業界は堅調に成長を続ける。同地域では、年金や保険関連の需要が強く、プライムオフィス賃貸コストの伸び率は今後も緩やかに上昇し続ける」と予想している。




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