2016/07/22 18:00更新
仙台物流センター事務所棟を宮城県初CLT建築で新設/ナイス
「仙台物流センター」外観イメージ
「仙台物流センター」外観イメージ
「仙台物流センター」外観イメージ

「仙台物流センター」外観イメージ


 ナイス(株)は21日、「仙台物流センター」(宮城県多賀城市)の新事務所棟を着工した。旧事務所は、東日本大震災による壊滅的な被害を受け、震災直後より仮設事務所にて業務を行なっていた。


 新事務所計画では、宮城県の木材産業の振興に寄与することを目的に宮城県産のスギ材を用いたCLT(直交集成板)を採用。CLTと鉄筋コンクリート造とのハイブリッド構造の2階建てとし、コア部分となる階段室を鉄筋コンクリート造に、壁や床、天井にCLTを採用した。なお、平面上での混構造は日本初となる。


 さらに、CLTの断面を内装に生かし木質感あふれる空間を創出するため、木質系断熱材による外断熱工法とし、接合部には引きボルトを使わずに外部の側面からプレートで固定する工法を新たに考案し採用している。


 建築面積187.65平方メートル、延床面積356.70平方メートル。竣工は2017年3月を予定。




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